RECIPE

南ぬ豚ロース肉の低温調理、バラ肉のコンフィ、マスタードクリームの泡のソース

TOMO Clover 大久保食堂 大久保 智尚さん 考案

南ぬ豚

[ 調理方法 ]焼き・煮る
[ 使用食材 ]南ぬ豚

材料(10人前)

南ぬ豚ロース肉ブロック ・・・ 2kg
南ぬ豚バラ肉ブロック ・・・ 1kg
マイクロハーブ MIX ・・・ 30g
マイクロラディシュ ・・・ 3個
豚のブイヨン ・・・ 300g
生クリーム ・・・ 300g
ディジョンマスタード ・・・ 80g
● A
大分県長湯温泉水 ・・・ 300cc
タイム、ローリエ、にんにくスライス ・・・ 適量
● B
玉ねぎ、にんじん、セロリ、ニンニク ・・・ 各1個
塩漬け用の塩 ・・・ 適量
コンフィ用のラード ・・・ 120g
水 ・・・ 2L

作り方

1 南ぬ豚ロース肉を(A)温泉水とタイム、ローリエ、にんにくと一緒に真空袋に入れ、真空する。64℃のお湯で約2時間半、火を入れる。

2 南ぬ豚バラ肉を全体を覆う程度の(B)あら塩をふりかけ、手で塩をすり込み、ラップにつつんで一晩(8時間)マリネする。8時間経ったら、水で塩をすべて流し洗う。

3 鍋に塩漬けしたバラ肉、(B)玉ねぎ、人参(皮をむく)、セロリ、ニンニク(半割り)、ラード、水を入れ、バラ肉が柔らかくなるまで約2時間煮る。水が少なくなったら足して、2Lをキープする。

4 低温調理したロース肉は、真空パックに入れたまま3時間以上氷温の中でねかせる。

5 バラ肉は柔らかく煮えたら、その煮汁につけ込んだまま冷ます。(野菜はすべて取り出す)この煮汁を豚のブイヨンとする。

6 1人前にカットしたロース肉の脂身の部分だけフライパンで焼く。50℃の温度でゆっくりと温めなおす。イメージは暖かいロースハム。

7 バラ肉も1人前にカットした後、フライパンで片面だけカリカリに焼く。

8 バラ肉の煮汁の豚ブイヨン(ラードは入れない)と生クリームを鍋に入れて、一度沸かして塩加減を確かめる。

9 ソースは仕上げたディジョンマスタードを入れる。(その後は絶対沸かしてはいけない)

10 お皿にマイクロハーブとマイクロラディシュをのせる。バラ肉をそれぞれに立てかける。ロース肉はお皿に乗せる直前に、片面だけ塩をふる。最後にバーミックスで泡立てたソースをかける。

シェフのコメント

●調理した料理の特徴
「南ぬ豚」ロース肉を2kgの塊のまま大分県長湯温泉水トハーブで低温調理したのち、脂身だけロースト、バラ肉は一晩塩漬けにしたのち、豚のラードと豚のブイヨンでコンフィにした。コンフィにした時のブイヨンと生クリーム、フレンチマスタードで泡の軽いソースで仕上げました。

●南ぬ豚についての感想
デリケートな肉質かと思いきや、弾力のあるしっかりとした肉質でしたが、ロース肉は低温調理してからの氷温熟成、バラ肉はコンフィにしたのちに触感や肉の味、脂の甘みが際立っていました。時間をおいた方が好きです。

TOMO Clover 大久保食堂 大久保 智尚さん (レシピ考案)

大分市府内町1丁目4-22 オカベ12ビル102
TEL : 097-598-8089

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